ありのすBlog arinos_blog

真野蟻乃典(MANO Arinoske)|「ありのす」管理人・主宰

あれから

6年です。あの日わたしは大学の図書室で図書整理のアルバイトをしていました。書架と書架の間で蔵書登録・点検などをしていたその時に揺れはやってきました。はじめは少し揺れてるなあというぐらいの感覚でしたが、あまりに長い揺れにわたしは瞬間、恐怖を覚えました。身の危険を感じたのです。作業中のノートパソコンを抱えて、作業台にしていた机の下にもぐった次の瞬間、強い衝撃とともに上から大量の本が降ってきました。間一髪でした。あの本に埋もれていたと思うと、厚い本の当たり所が悪かったと思うと、言葉になりません。

そんなあの日からもう6年が経ちました。日々の中で振り返ることも少なくなってきたのが正直なところです。あの日の恐怖も忘れかけているのかなと思うこともあります。あれからいろんな思いを持ってこの日に立ち会ってきて、わたしがやり直すのはこの日からなのだろうなと今日は思います。その意味も呪縛もいつか解けると信じて。

ありのすけ

新年のご挨拶のような

隔月ぐらいで更新していけたらいいかなあと思って、12月末に年末のご挨拶でも書き込もうと思っていたんです。

でもなんだかいろいろなことがあって、思うように書けないままでいました。気が付けば、今日はもう1月も半ばです。

やりたいこと、やってみたいこと、やろうとしていること、山のようにあるんです。ほんとうは。それを小出しにでもしていきます。

たぶん、はじめはわたしの、逃げる場所を作っておきたかった。きっと正面からやりすぎるといつだって逃げたくなるんだとわかっているから。だけど、それじゃあきっといつまでもやりきれない。もう2017年だから、裏だとか表だとか、そんなのはとりあえずいいや。

やりたいことがある。それをやってみる。やりたいだけ、やりたいようにやってみる。別に恰好なんてつかなくたっていい。むちゃくちゃなわがままを通していこう。そんなつもりでいたはずなんだけど、まだまだだったね。

さて、そんなわけで、ひとまず多くは語りません。先へ先へと進んでまいります。本日をもって「(仮)」を外して、よくわからない「ありのす」の一部としてきっと何らかの役目を負ってゆくものと思います。笑

改めまして、本年も、いや、本年から、ですね。どうぞよろしくお願いいたします。

 

ありのすけ

ありのす2周年

ありのす、今日で2周年です。

日にちを覚えるのが苦手な管理人の誕生日でもあります。

 

と言っても最近は更新をサボりがちというか滞ってますね。

宣言したわけじゃないんですが休止状態にあります。

 

何かを始めたいととりあえずやってみたあの日から、手探りですがここまで来ました。

まだまだお伝えしたいこと、やってみようとしていること、たくさんありますが、一人では追いつかず。

徐々に形にしていきます。また考えていることも変わって来ました。

 

こちらの裏口ブログも作ったきりで更新してませんが、応援してくださると励みになります。

まあ裏、なので荒れがちだと思いますが、ちゃんと正面口作りますんで、近いうちに。

 

ありのすけ

2016年の8月25日に寄せて

この日を待っていた。きっと何か変わるような気がしていた。

少しずつ、新しいことに目を向け始めている。一方で少し休むことも覚え始めている。

僕は自分を取り戻したいのだと思う。今度こそ。回り道になろうとも。時間がかかっても。それでももう一度、前に進みたい。それは、前、ではないのかもしれない。だけど、いつまでもここには留まれない。

ただちっぽけな自分を想う。あの頃の自分を呼び戻して、そうしてようやく向き合うときが来たのだろう。きっと今までの誰とも違う自分で、この身をきちんと引き受けるために。あの日の過ちを取り返せるか。

ここからは思い出をはがしてゆくことになるだろう。はぎ取って、はぎ取って、むき出しにして、それでも、歯を食いしばって、どこかにたどり着きたい。そうして出した自分を、どこまでも連れてゆきたい。

 

 

 

ASKAもすなるぶろぐといふものをふあんの私もしてみむとてするなり。

いつかも思ったこと。勝手に重ね合わせているだけなのだとしても、やはり僕はそのひとつひとつを噛みしめている。これはまたいつか。

そんなわけで、「ありのすBlog(仮)」が始まります。ここは裏口。いつか整う表面を下支えすることになる暗くてじめっとした、だけど、諦めの悪い、そんな場所。できる限り、書いて、書いて、書いてゆこうと思います。「書くことは考えること」。

 

ありのすけ