ありのすBlog arinos_blog

真野蟻乃典(MANO Arinoske)|「ありのす」管理人・主宰

2016年の8月25日に寄せて

この日を待っていた。きっと何か変わるような気がしていた。

少しずつ、新しいことに目を向け始めている。一方で少し休むことも覚え始めている。

僕は自分を取り戻したいのだと思う。今度こそ。回り道になろうとも。時間がかかっても。それでももう一度、前に進みたい。それは、前、ではないのかもしれない。だけど、いつまでもここには留まれない。

ただちっぽけな自分を想う。あの頃の自分を呼び戻して、そうしてようやく向き合うときが来たのだろう。きっと今までの誰とも違う自分で、この身をきちんと引き受けるために。あの日の過ちを取り返せるか。

ここからは思い出をはがしてゆくことになるだろう。はぎ取って、はぎ取って、むき出しにして、それでも、歯を食いしばって、どこかにたどり着きたい。そうして出した自分を、どこまでも連れてゆきたい。

 

 

 

ASKAもすなるぶろぐといふものをふあんの私もしてみむとてするなり。

いつかも思ったこと。勝手に重ね合わせているだけなのだとしても、やはり僕はそのひとつひとつを噛みしめている。これはまたいつか。

そんなわけで、「ありのすBlog(仮)」が始まります。ここは裏口。いつか整う表面を下支えすることになる暗くてじめっとした、だけど、諦めの悪い、そんな場所。できる限り、書いて、書いて、書いてゆこうと思います。「書くことは考えること」。

 

ありのすけ